COCOAと散歩に行く時にライカを持って出ることが多いのだけど、原宿という場所柄、大きなデジタル一眼を抱えて写真を撮っている軍団に出くわすことも多い。写真学校の生徒であったり、趣味のサークルであったり、見習いスタッフの修行であったり。
今日もおじいちゃん、おばあちゃんの写真サークル?のご一行さんと細い路地ですれ違った。たぶん70歳前後のかなり年配の方々。大きなリュック型のカメラバックを背負って、いかにもマニュアル通りな『撮影に最適な格好』で、ある人は二台のデジカメを駆使して先生?の指導のもと撮影にいそしんでいる。
見るとNIkonだったりCanonだったり最新のデジタル一眼の品評会のような状態。カメラ小僧なんて言葉が昔はあったが、さしずめカメラジジイやカメラババアといっては失礼だが、デジタルをバリバリ使いこなしてる様は実に微笑ましい。うちの親なんてコンパクトデジカメすら使えずヒーヒー言っているのに。
ふと思ったのが、そんなデジタルじ~さんば~さんの中で、1962年製のライカに1938年製のレンズを付けてフィルムカメラを持っている自分。息子ほど若い自分がアナログなカメラを楽しんで、親ほど高齢な年寄りが最新のデジカメを楽しんでいる。
「今どきフィルムカメラなんか使ってるのかい」って笑われそうだったので早々にその場を立ち去ったが、その空間がなんとなく可笑しくて思わず頬が緩んでしまった。
おじいちゃん、おばあちゃんたちがどんな写真を撮ったのか見てみたいな。
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2 Comments
>mamire さん
人となり、見られちゃってますか?(笑)
自己表現、いつまでもしていたいですね。
デジタルカメラだから、じいじやばぁばでも使えるんじゃないですか?
アナログは数値の調整やピント合わせもすごく難しいと思うし、老眼だとファインダーから景色を見るのも難しいかも。
写真には、性格やその人の好みがすごく出ますよね。
もしかして、人となりも。
幾つになっても自己表現をしたいのは人の性でしょうか。
私もじぃじやばぁばの写真を見てみたいな。