先日おでんパーティーをやったときに大根に芯が残っていて、自称、包丁人味平としてはまったくもって不甲斐ない結果に終わり落胆していたのだけど、ここは極めなくてはと行きつけの小料理屋のオヤジに伝授してもらう。
一つ、皮は厚めに剥け。
二つ、決して煮立てさせてはならぬ。
三つ、一晩寝かせよ(一度冷まさせろ)。
四つ、煮汁は決して濁らせてはならぬ。
五つ、極めて厚く作れ。
で、早速チャレンジ。厚みは5cm。よく行っていた屋台が(現在廃業)4cmだったのでそれを上回る厚さにする(負けず嫌い)。ダシは昆布一本で潔く。一度下茹でし低温で1時間。一晩寝かせてさらに弱火を付けたり消したりで2時間。さらに一度寝かせて沸騰しないギリギリで20分。
完璧である。究極のおでん大根の完成!汁も清く透き通っている。荷崩れしないギリギリのラインを保ちながらも、しっかり歯ごたえが残っている。パーフェクトである。
おでんは簡単そうで実はかなりの仕込みと調理時間を必要とする高度な料理と改めて実感。日本の食文化に感謝。
ところで大根っててっきり日本やアジアが原産とばかり思っていたら、地中海や中東だったのね。知らんかった(でも向こうのダイコンはスカスカらしい)。
イランやイラクの要人を呼んで、日本の屋台のおでん屋で大根でもつまみながらアメリカと和平交渉すればきっと上手く行くと思うな。身も心も温かになるんだもん。
2 Comments
>かえ さん
はい、確かに待てません(笑)
でも究極のおでんを求めて日夜研究中です(そんなやってないけど)
おでんとカレーは前日仕込みが基本ですよねー。
うちも昨日仕込んで、一晩寝かせて、今朝また火をいれておいたおでんが、きっと今日の夜には食べごろなのです。
NOBUさんは2晩寝かせたのですね!
そんなに待てないー!