ローライ35の試し撮りのネガが現像から上がって来た。今回はすぐに撮りたかったので感度1600のフィルムを買って、ほとんど深夜に撮影した。当然ノンフラッシュで。さてさて、どんな写りなんだろう。
カメラ云々の前に、まず根本的に撮影がダメダメ君だ・・・。敗因としてはISO-1600なんていう使い慣れてないネガで、過剰に感度を期待してしまってほとんどが露出アンダー(暗くなってしまった)。いくら高感度でも、所詮レンズがF3.5と暗いレンズなので、期待したのが失敗。
次はピント。ローライ35はピント合わせは目測。つまり被写体までの距離とレンズに刻まれた目盛りを合わせて撮るのだけど、体内距離感がちょとずれていた。
いつも新しいカメラやレンズを買った時は、まず開放で一本撮り切り、それから段々と絞ってテストしていく。今回も深夜ということもあり開放(F3.5)か一段絞って(F4.0)一本撮ったのだけど、このレンズ恐ろしく被写界深度(ピントの合う範囲)が浅い。
最短は0.9m。目盛りは0.9-1-1.2-1.5-2〜と刻まれているのだけど、目測で90cm~120cmってかなり難しい。撮ったものを見ると、後ピン(ピントが後ろにいってしまってる)がほとんど。つまり自分が感じている距離と、レンズが計測してる距離が違ってる。これはいかんと早速自分の目測テスト。部屋の中にある小物までの距離をまず目測し、メジャーで実際に計測。
・・・・げげっ。ほとんど20cmくいらい短く目測してる。
職業柄、尺(しゃく)には自信を持っていたのだけど、平面と立体でこれほど違うとは・・・・皆さんもぜひテストしてしてみて。自分の目から90cm〜120cmを細かく言い当てられるか。意外と難しいよ。
LOMOとかミノックスとか他にもピント合わせが目測のカメラを持っていたので、てっきり自分が合っていると思い込んでいたけど、カメラの許容範囲が広かっただけなのね。ちょいショック。
ということでテスト以前の話になってしまったけど、作例はこんな感じ。40mmというレンズは、35mmとも50mmとも違った世界観があって楽しいね。今度は晴れた日に持って出かけてみよう。
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