今日は曇っていたけど雨は大丈夫そうなのでオリンパスPEN E-P1を持ってAlfa Romeo RZでドライブに。また行き当たりばったりで出発。さて、どこに行こう?
最近関越道を走ってないので、とりあえず関越に乗る。そういえば青梅に昔の映画看板が沢山あるという記事を読んだ事を思い出す。よし今日は青梅だ。レトロタウンと評判らしい青梅に行ってみよう。
圏央道経由で青梅の駅に近付くと懐かしい映画の看板があちこちに。明智小五郎といえば天知茂である。懐かしいね。いつもテレビで江戸川乱歩シリーズは観ていたよ。でも『黄金仮面』って映画ではやってないよね?たぶんテレビのはずだけど・・・映画化されたかな??
それはともかく、なんだか分からないけど面白そうだ。E-P1の試写を兼ねて片っ端から散策してみよう。
街を歩くと次々に看板が。『キリマンジャロの雪』お〜グレゴリー・ペック。子供の頃ずーっとキリマン”ジェロ”って間違ってた(笑)1952年公開。
『俺たちに明日はない』フェイ・ダナウェイが素敵だった。これも何度も観てる映画だな。DVDも持ってるし。1967年公開。テクニカラーが泣かせる。
『鞍馬天狗』といえばやっぱアラカンである。子供の頃は時代劇(チャンバラ)が大好きで飽きもせず何度も何度も観ていたなぁ。アラカンといっても知ら無い人も多いのかな。嵐 寛壽郎。60年代以降のヤクザ映画でも凄い存在感のある大スターだった。カーテンコールは・・・知らない。
丹下左膳の看板を掲げたとんかつ屋さん。商い中と出ていたが、どう見てもやってなさそうで怖くて戸は開けられなかった。丹下左膳もやっぱアラカンのイメージがあるが、この看板は大河内 傳次郎だった。左は山田五十鈴。くぅ〜全然似てない。
アラカンに大河内とくればやっぱ片岡千恵蔵である。そして千恵蔵といえば『遠山の金さん』である。子供の頃、千恵蔵の滑舌の悪い台詞が何言ってるんだかよくわからなかったけど、とにかくその迫力に圧倒された。
70年代の市川梅之助シリーズもよかった。橋幸夫バージョンも結構好きだった。でも杉良太郎〜高橋英樹〜松平健あたりは全く観なくなってしまった。やはり銀幕スターの演技は素晴らしかった。
そして忘れてはならない『旗本退屈男』の早乙女主水之介こと市川右太衛門。くぅ〜っかっこいい。「天下御免の向こう傷」の決め台詞が泣かせる。市川右太衛門って知らない?北大路欣也のお父上であります。
60年代以前のチャンバラ時代劇。実はワクワクするほど大好きなのでした。(眠狂四郎のレーザーディスクを持ってたりする。がはは)
ところでこの映画看板。青梅に飾ってるように昔はすべて手書きだった。今はどんなに巨大でも印刷物だが、昔は映画館ごとに看板絵師がいて、公開前夜の深夜にプロジェクターを使って下絵を透過しながら、絵師の人があっという間に描き上げていた。
子供の頃近所に街の映画館があって、よく看板絵師が描いてるを見に行ったなぁ。ゴジラとかガメラの絵をあっという間に書き上げるのを見て、もの凄く感動したのを覚えている。
タイトルやコピーも器用にタイポグラフィーを書き上げる。これもビックリだった。自分がグラッフィクデザインを志したのも、こういった映画看板絵師の影響が大きかったのかもしれない。改めてそう思った。
しかし。看板絵師にも色々いて、上手い人ばかりとは限らない。へたっぴも当然いるわけで隣町の映画館と絵が全然違うことに驚いたりもした。
これはちょっとダメダメくんでしょ(笑)美空ひばりは何となく分かるけど、雪村いづみと江利チエミは誰ですか?状態。
商店街のカメラ屋さんオリジナルの赤木圭一郎パクリのポスター。絵のへたっぴ度合いで見てるこちらが赤面しそうになるちょっと痛いポスター。右後ろは葉山良二?左は笹森礼子?? しかし『俺の血が騒ぐ オリオンカメラ』というタイトルはグーである(笑)
大きな看板はプロの絵師が描いたものらしいが、各商店に貼ってある小さなポスターはかなり怪しげなのが多くて面白かった。極めつけがこれだ。
だれが舟木一夫かまったくわからん(笑)
ふぅ〜写真が多くて記事にするのが疲れる。でも、レトロタウン青梅のリポートはまだまだつづく。
14 Comments
>皆 さん
嵐寛壽郎、片岡千恵蔵、市川右太衛門を全く知らないという人が多くショックです・・・。時代劇のスーパースターなのに。
食堂のおばちゃんとか前髪に唐辛子とかひどい言われようです(笑)
YouTubeで検索して下さいね〜!
すごくオモシロイ町ですね!!
個人的には、前髪に唐辛子?みたいなのが
ついてる絵が気になります(^^;
凄いですね!(^-)b
何と言うレトロ感ですか、面白いですね(^-^)
レトロだね^^
って、名前だけ丹下作善?ってのは知ってるけど・・・
あと・・・全部わからない;;
でも、こういう絵師の話は最近テレビでやってたなー^^
そういえば、こういう絵のポスターをうちの会社の人、あつめてたっけなー^^
味があるよね^^
面白い街ですね。行ってみたい!
うわ、ここ面白いですね。東京の結構奥まったところという印象ですが。今度行ってみようと思います。
うわっはははーーーっ なんかおもしろいっ!
似ていないのが・・・。活字でわかるとこが またぁ・・・。
なんとか描いてみました。どうでしょう・・・ですね。
ちょんまげの千恵蔵さんの腕の中は今時の食堂のおばちゃんに
見えるのは あたしだけ?
年季の入った「犬犬犬犬」シールもグーですね^^
青梅と言えば、赤塚不二夫さんの記念館が
ありますよね
オールウェイズ(三丁目の夕日)の世界です。
すごいですねー!
東京にこんなレトロな場所があったなんて・・知らなかったです。
続きが楽しみです(^_^)
青梅、面白いですねぇ。
昔、日曜日にこういう映画をテレビでやっていたような。
看板絵師の影響もあって、グラフィックデザイナーですか。
この映画看板の取材をした事があります。
ちゃんとした大きい看板はすべて地元に済む久保板観(ばんかん)さんが一人で描いています。半日で一枚描きあげてました。
もしかしてスクリーンでも上映されたんですかね??
僕も明智小五郎といえば天地茂なので(金田一は古谷)
この美女シリーズがDVD化されて全部再見しました!。
名作揃いですよね!。
興味深いです!
ほとんど、まだ生まれる前の作品ばかりです(ホントですよ!)。
つづきを楽しみにしてます♪