近所のレンタル屋が100円なので映画をたらふく借りて見まくる。そのなかでこれが面白かった。『WILD HOGS 団塊ボーイズ』
妻に逃げられ自己破産した実業家のジョン・トラボルタ。メタポリックで子供からもバカにされる歯科医のティム・アレン。家ではゴミ扱いされる自称小説家マーティン・ローレンス。未だ恋人もいないパソコンオタクのウィリアム・H・メイシー。大学の同級生だった彼らは週末ハーレーで集まる『WILD HOGS』のメンバー4人組だった。
行き詰まった毎日に我慢出来なくなった彼らは、自分の人生を見つけるために愛車ハーレーに乗って、アメリカ横断の自由な旅に出る。しかし、旅先で思わぬトラブルに巻き込まれ・・・・・
コメディーたっぷりの青春ロードムービー。ピーター・フォンダがカメオ出演してイージーライダーをオマージュしたり、マドンナ役にキュートなマリサ・トメイが出ていたり、暴走族のリーダー役にレオ・リオッタ等が脇を固め、中年バイカーズ映画にすっかりハマり大笑いの連続。
オヤジになって大型バイクに乗り始め、お揃いの革ジャンで身を固め、地元の街を流すことでちょっとだけ青春を取り戻す。そんなハーレーやバイク乗りは多いんじゃないだろうか。日本んだけじゃなくアメリカでも同じなんだね、と思う反面、ぎこちない運転、様になってない革ジャン、ワイルドぶるが板に付いてないオドオドした感じ。あーなんか自分のことを見てるようで小っ恥ずかしい。
しかし、邦題の『団塊ボーイズ』って恐ろしくクソタイトルだと思う。トータス松本ナレーションのトレーラーも最悪だし。団塊っていうだけで観る気が無くなる人は多いと思う。自分もそう。面白そうだとは思ったがこの邦題のおかげで今まで見なかった。100円だし外れてもいいやと借りたら、イメージと全然違って青春リターンバックロードムービーだった。
そもそも団塊世代って60前後だし映画の設定(50前後)とかなり違う。ティム・アレンが妻に「俺って中年?」と訊ね「年齢的にはね」と言われがっかりするシーンがあったが、まさにそういう年齢層だと思う。リタイヤした人を描いた映画ではない。
オリジナルのタイトルは『WILD HOGS』。直訳すると「野豚(猪)野郎」って感じか。HOGはハーレーオーナーには同じみの言葉。ブタという意味の他に大型バイク(ハーレー)の意味で使われたり、スラングでならず者やマッチョマン(性的に)を意味する。劇中でも頻繁にこの『WILD HOGS』という言葉が使われる。
きっと配給会社にハーレー乗りが誰もいなかったから『団塊ボーイズ』なんていう、とんでもないタイトルになっちゃったんだろうけど、タイトルに惑わされずにバイカー以外の人にもぜひ観てもらいたい映画だな。
もちろん全編パンヘッドから最新型までふんだんにハーレーが登場するのでそちらも必見だし、なにより劇中歌がLynyrd Skynyrd『Call Me The Breeze』、AC/DC『Highway To Hell』、John Fogerty『Keep On Chooglin’ 』、Bon Jovi『Wanted Ded or Alive』、White Zombie『Thunder Kiss ’65』、The Allman Brothers Band『Ain’t Wastin’ Time No More』・・・・とご機嫌なロックナンバーのオンパレードで、地平線を走り抜けるハーレーの映像と音楽を聴いてるだけでも楽しめる。
バイカーはもちろん、日常生活に追われこのまま歳とっちゃっていいのか?と思ってるあなた。必見!
あぁ、はやくハーレーの車検をとらなくちゃ・・・。
9 Comments
おお、すごっ
ハーレーもですか。
白というのもすばらしい!
僕も前は米軍の人と一緒に走ってました^^
やっぱアメリカンなのが憧れましたね^^
また・・・のりたいな^^
きゃあきゃあ♪
ハーレーちゃんの記事ですネ~~!!
やっぱり、バイクはアメリカンタイプが好き♪♪
早く乗ってあげてくださいませネ~!
遊びに行きたがっていますヨ^^
そうお勧めですね。
これ映画館で見ました!
その後、DVDも買ってしまいました。ほほほ~
バイクのお写真見て、車検通されたのかと
思いましたが…(^^;
「団塊ボーイズ」というタイトルには閉口ものですが、
バイカーな私も見たほうが良さそうですね(’’)
Lynyrd Skynyrdいいですね!!
この記事を読んだら面白そうかなと思いました。
これは、面白そうな映画ですね。
パロディあり~のハチャメチャあり~の、良いなぁ。
確かに「団塊ボーイズ」は、ダッサイですね。
英語タイトルだけの方が良いなぁ。
白いハーレー、車検をとって、乗りまわしてあげてください。
面白そうな映画ですね。
しかし、邦題にだまされるってよくありますよね。
映画だけでなく、音楽も。。。