一週間乗ったMiTo“IMOLA”(ミト・イモラ)ともお別れ。トータルで考えても現行Alfa Romeoの中では最高のクルマだと思う(横に止まってる8Cは別として)。ダイナミックモードにした時のレスポンスの良さ、ハンドリング、足回り、高い剛性、フラウ社製レザーシートも高級感、どれをとっても申し分無い。
欲をいえばターゲット的に仕方がないのかもしれないが、インンテリアはもう少し上品にまとめて欲しかったかな。ちょっとガキっぽいというかオモチャっぽい。カーボン風パネルもちょっと大袈裟だし、インパネのデザインも長く乗っていると飽きがきそうな気もする。でも、これはあくまで個人的な好みの問題で、こういったベビーギャングっぽいデザインが好きな人も多いだろうから、余計なお世話だろう。
最初に乗った時、限定カラーでもあるこの黄色にかなり抵抗があった。昔から黄色いクルマは工事現場車両に見えて苦手だった。クレーン車やシャベルカーと同類に見えちゃう。ランボルギーニの黄色もポルシェの黄色も苦手だった。目立ちすぎるし街に浮いてるように感じる。当然Alfa Romeoも『ダメ色』だった。
ところがどうだろう、毎日乗っていると、食わず嫌いが治るというか、なんとも魅力的な色に思えて来た。すれ違う黄色いクルマもよく目に止まるようになり、イエローの色合いの違いを比べたりして、さらにこのイモラ・イエローが素敵な黄色に感じてきた。
道端に止めて撮影をしていると、よく声をかけられた。「素敵なイエローですね」「国産には出せない黄色ですね」「アルファにも黄色ってあるんですか?」感想は様々だったが、どれもが好意的で舐め回すようにジロジロと見て行く人が多かった。そして最後に「一度はこんなクルマに乗ってみたいな」というのが決め台詞だった。
不思議なもので後半はすっかり目立ちたい意識の方が強くなって、信号待ちとかしていても通行人が振り返らないとがっかりした。人間の、見せたい見られたいという意識がクルマを媒体にして増幅されるような色と言えるのでないだろうか。
クルマに乗って日常生活から開放されたい。自分だけの世界に赴きたい。そんな願望をクルマに求めるなら、非日常的なこんなイエローも素敵だと思う。
日本では11月よりデリバリーが開始される『MiTo“IMOLA”Limited Edition』
この至福を味わえるのは150人の限られたオーナーだけ。羨ましい限りだ。
11 Comments
僕はR.Z.を買おうと思ったときに黄色が希望だったのですが、赤になっちゃいました。
mito…次回を狙っていたのですが…
MTだけなんですね…
ん(^ ^)
なれちゃうのかな?(^ ^)
でも、僕は目立つの苦手だから(笑)
もうちょっとグレーがかったシックな黄色なら…とか色々考えちゃいます。ん〜でも食わず嫌いかもしんないですしね。
ビートとか106とかカングーは「黄色しかあり得ん」とも思えますので、慣れればOKなんでしょうね。
って慣れるほど町中は知らないか……。
日本で150台なんですか!これは希少価値が出そうですね。
黄色・・・カタログとかではいい色なのに、実際乗る車としては選ばない色ですね
でも、こんな遊び心をくすぐる車にはいい色ですね
ある業界では超一流の企業のカラーは黄色。
工場の外観、社員のユニフォーム、製造販売している機械の塗装色、取説、勿論営業車も。
元をたどればドイツ系。ドイツでは色を決めている会社があるんだそうです^^。
そうですよね。
ふつー、黄色は選ばないというか、選びにくいですよね。
私はふつーじゃなかったんで(ちゃんとした企業に勤めて、規則正しい生活をして、という生活には無縁だったという意味で)、ふつーに黄色いクルマに乗ってましたけど、
ふつーの人には、セカンドカー、いや、サードカーとしてはありかも?って選択かも?
「一度はこんなクルマに乗ってみたいな」っていうのは、そういう意味のような気がします。
黄色のアルファロメオも味がありますよね。
これ、アリですよ。
って言うか、とっても良いです。
アバルトの2台とmitoで散々迷ってた最中に、IMOLAが出ることを知り、即注文してしまった者です。
この黄色、いろいろと賛否両論があって、注文後もこれでよかったのかなあって迷う毎日でしたが、こちらの記事を読んでなんだかほっとしました。
ちなみにうちは黄色の車好きで、以前はプジョー106s16の黄色、今はセカンドカーがカングーの黄色です。
黄色2台並ぶとなると、相当変なうちに思われると思いますが・・・人目を気にせず、すてきな車に乗ってやろうと思います。
今の内かも 以前記事で表情に触れられてましたが
答えは、11月ですね。タイミングが合うかどうか
楽しみ増えましたね(^_-)-☆