谷中銀座で忘年会

ダーッシュ。昨晩は昔勤めていた会社の後輩達と谷中銀座で忘年会。知らない街で飲むのは大好き。それも『谷中』である。ワクワクしないわけがない。こんな所に焼き鳥屋があったんだ、という感じで戸を開けると、狭い店内は満員。いいねぇ〜。奥に通されると押し入れほどの狭い個室。さらにいいねぇ〜。
久々に後輩達と飲む。3年振りだろうか。昔話で盛り上がる。涙流すほど笑ったのも久し振り。腹筋がつったし。
一人の後輩とは14年くらい前に一緒にイタリア旅行をした。当時そいつはルノーに乗っていたのでフランスに行きたいと言っていたけど、「ダメ、Alfa Romeoに行くからイタリアのミラノ」先輩特権で強制的にイタリアに決定。ガイドブックもまったく持たず、気の向くままの珍道中。
適当に高速道路を走って、ピピッときた地名で降りて田舎町を探索。当然観光地ではないから地元の人が我々日本人にビックリしたり、英語も日本語もまったく通じずコントのようなジェスチャーで道を訊いたり・・メチャクチャな旅だった。
一番おかしかったのが、夜にトラットリアに入ったらメニューがもの凄い筆記体で何書いてるか全く読めない。店内はかなり混んでいて変なイタリア語で質問するのも恥ずかしかったので、適当に注文したら40cmもありそうなピッザが2枚も出てきてビックリ。とりあえずなんとか食べきって、お腹は満腹になったけど、なんか魚か肉の味の濃いめのが食べたいという話になって、これまた適当に注文したら・・・・40cmの具が全く乗っていな素焼きのピッザが出てきた・・。
隣の席のイタリア人のカップルは「なんだこの東洋人まだピッザを喰うのか？！」というあからさまに驚いた顔をするし、我々はその巨大なピッザがおかしくて涙流しながら笑ってるし・・・客観的にみたらもの凄く異様な東洋人に見えただろうなぁ。
そんなこんなのイタリアの想い出話を披露しながら、すっかり酔いも回っていい気分。
知らない街で懐かしい友と飲む。忘年会って日本だけの風習かどうか分からないけど、とても素敵な習慣だと思うのであった。