【五日日】いよいよ北海道最終日。天気予報は夕方から雨。晴れだったら海沿いを走って襟裳岬まで行こうかと思っていたけど、天気が崩れる前に支笏湖に寄って苫小牧に行くことにした。早くに千歳に入りたかったので下道ではなく高速を使う。無料化実験中でタダ。なんとなく気持ちがいい。
途中、トマムで降りてアルファリゾート・トマムの視察。今回は泊れなかったけど、いつかこれが観たい『雲海テラス』。次に北海道に来る時のために下見。このタワー型のホテルも斬新なカラーリングで面白い。ただ、バイクで泊るような感じではないかな。
トマムからは高速がまだ占冠から繋がっていないので下道を走る。ところが占冠を過ぎたところで空が急変。急に暗くなったと思ったらどしゃ降りの雨。まさに鉄砲雨。慌ててカッパを取り出そうとするが、ゴムひもでぐるぐる巻きにしてあったのでなかなか取り出せない。そうこうしているうちにずぶ濡れに・・・。さらにどこにも雨宿りするようなものもなく・・・・・。洪水のような日高峠をスリップにビビリながら走る。猛烈な孤独感と、このまま川に流されちゃうんじゃなかろうかという恐怖感に怯えながら交通量に全く無い237号線を南下する。
ようやく274号線に入り大型観光バスの後ろに追いつく。普段であればバスの後ろなど絶対に走りたくないのに、この日ばかりは縋るような気持ちでバスの後方をひた走る。遅いバスのおかげでクルマも連なってくる。孤独感は解消されたが雨は一向にやむ気配もなく豪雨のまま。どこかで雨宿りしようか何度も悩んだが、また独りになるのが嫌でバスに付いて行く。天気予報では夕方からって言っていたのに・・・・。
どうにか夕張に到着。再び高速に乗り千歳に向かう。千歳を降りた時には雨足はピークに。道はほどんど川のようになってしまい、前を走るクルマの水しぶきは背丈ほど高くに舞い上がる。もう前方がぜんぜん見えない。前のクルマのテールランプの明かりだけが頼り。とても支笏湖に行く状況ではなく、急遽予定を変更して直接苫小牧に向かうことにした。
これじゃ観光どころではない。船は25時出発の深夜船で予約しておいたのだけど、とても深夜まで時間が潰せないと判断。途中で予約に連絡をいれ夕方船に変更してもらう。ヘロヘロになりながらようやく苫小牧港に到着。ターミナルで時間を潰すことにした。すでに雨宿り状態のライダーさん多数。自分が到着した後も逃げるように次々とバイクがやってくる。これじゃ走れないよね。とりあえず雨に濡れた体を乾かしながら出航時間を待つことにした。
後で知ったのだけど、この大雨、1時間あたりの雨量としては53年ぶりの記録的な大雨で『大雨で1人死亡、温泉客ら760人一時孤立』という、どえらいことになっていたようだ。この日の前日この近辺を走ってたんだよね。一日違っていたら・・・・・。
4 Comments
こんばんは。
すごくカラフルな建物ですね。
こんなの初めてみました。
またお邪魔しますー。
トマムのタワー、昔はこんなにカラフルではなかったですよね。
あぁそうかぁ。
あの大雨の時もクルージングしていたのですね。
ハーレーは雨水の影響はなかったですかぁ。
って、NOBUさんよりもHarleyを心配して、ごめんなさい。
大変でしたね!これも旅の一環と諦める^・^。
ホテルは北海道になじまない、と思いました。
そういえば、あの時は凄い雨のNEWS・・・
心配したのを思い出しました
無事に帰れて本当に良かったです!