Alfa Romeoのブレラとスパイダーの生産終了が決定したそうだ。まだ発売から5年(日本では4年)しか経っていない。マイナーチェンジも無く、モデルチェンジも無く『生産終了』。先に生産終了となっているGTに続き、これでAlfa Romeoのラインナップからクーペ&スパイダーは全て無くなってしまった。
というか、MiTo、ジュリエッタ、159しか残っていない。いくら不景気といえども三車種だけとは・・・・。
確かに短命なのも仕方ない気がする。あまりにも重く軽快感の欠ける走りは、発売当初から不評だった。GMのプラットフォームを使ったのが理由か分からないが、例えばスパイダーの場合、旧モデルに比べて3.2で約400kgの増量、RZと比べると3.0だけど500kgも重い。同じ排気量で400kgも重くなったのでは、どんなにデザインやクオリティが優れていても走りがスポイルされてしまうのは避けられないだろう。特にアルフィスタは中高速での走りにこだわる人が多いのだから。
国産では珍しく無いけど、Alfa Romeoで4年くらいで生産が終了したモデルって80年代以降はない気がする。特にスパイダーはもう一回りコンパクトで400kgくらい軽かったら・・・きっとこんな短命でなかったと思う。スポーティーカーにとってやはり重要なのは高排気量、高馬力よりライトウエイトが一番重要といまさらながら感じるのであった。
159にクライスラーのバッチを付けてアメリカで売るとか、ジープにアルファのエンブレムつけて売るとか、クルマ好きがちっともゾクゾクこない噂ばかり出回っているけど、最終的にはもっぱらの噂であるVWグループ入りがAlfa Romeoにとって一番幸せな気がする。フィアットの傘下だと、今後どうなってしまうのか凄く心配。
今年は100周年だというのに生産終了のニュースばかりでは、生粋のアルフィスタとしてはやりきれない。
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