一昨日、山崎光学からレンズのクリーニングが終わったと連絡が入った。そういえば修理に出していたことを地震関係ですっかり忘れていた。余震が心配だったが我慢できずに取りに行った。
この1957年製メガネ付きズマロン35mmF3.5、ebayで安く買って喜んでいたんだけど、届いてみたら曇りだらけカビだらけという極悪レンズ。金属部分はアタリもなく綺麗なのに、レンズはお風呂に入ったメガネのようにボーっとしていた。ここまで曇ったライカのレンズは見た事が無い。
『レンズ・イズ・クリアー!」なんて書いてあったけど全くのウソ。というかアメリカ人の大雑把さではよくあることらしい。ebayで買う場合は気をつけた方がいい。返品しようか迷ったが往復の送料を考えるとOHに出した方が得策と考え、レンズの世界では有名な山崎さんの所にお願いした。
で、完成品はビックリするほど綺麗に。やはりレンズはクリアであればあるほど気持ちがいい。世間話を長々とした後、帰りしな早速試写してみる。
普段なら観光客や散歩の人で賑わっている都庁も三連休の初日というのにガラガラ。
都庁も地震の影響でか地下は立ち入り禁止に。都庁は耐震強度が低いという話(噂?)が以前あったけど、東京直下型が来ても大丈夫なんだろうか?
今、日本国民に一番大切なのは「LOVE」
とある飲み屋さんの入り口に飾ってあったオブジェ。怒りと悲しみに満ちた面はなにを思っているのだろうか。
モノクロ時代のレンズであるからコントラストも彩度も低く感じるが、独特の質感というか表現力がある楽しいレンズ。1968年製のF2.8のズマロンも持っているが、同じズマロンでもかなりキャラクターが違う。撮り比べも楽しそうだ。結果OHとなったが、それでも国内で普通に買うよりずいぶん安かったのでヨシとしよう。
ところで、外出自粛ムードで外食産業とくに飲み屋は大変だと思う。たしかに被災者の方が飲み水にも苦労している中、ヘラヘラ酒なぞ飲んでいていいのかという自責の念に駆られると思う。でも、経済全体が二次災害を受けるような景気低迷に陥ってしまったら、それこそ支援もままならなくなる。
無駄金はもちろん使う必要はないが、地震の影響を受けなかった我々は、できるだけ普段通りの経済生活を行ないながら、自分で出来る範囲の募金や支援を行なうことが大切だと思う。
そして、まだ先なことだけど復興の暁には、観光でも仕事でもできるだけ多くの人が東北を訪れて、色々な産業にお金を落とすことが大事だと思う。道の駅で買い物もしかり、お土産もしかり、通り道での食事や給油だって立派に地場産業への支援につながると思う。
Comment
このフード、カッコ良いですよね。
すみません。
機械好きなので、ついつい写真よりもカメラに。 (^^ゞ