アルフィスタならご存知の方も多いことだろう、箱根の仙石原にある『カフェ ジュリア(cafe GIULIA)』が今週の土日、4月9日、10日の営業をもって閉店となる。急に店主のTさんの顔が見たくなって、4ヶ月振りに直ったばかりの164Q4を駆って箱根に向かった。
箱根という街は関東圏のクルマ好きにとっては特別な所だと思う。その特別な地に自分の大好きなクルマをメインテーマにしたお店をつくる。クルマ好きなら誰もが一度は夢見ることだと思う。そんな夢をみごと現実にし、クルマ好きはもちろん観光客にも愛された店が『カフェ ジュリア』だった。
箱根に向かう車中、オーナーのTさんとの出会いはいつだったろう?と考える。なぜかずいぶんと昔から知り合いのような気がしていたが、2001年に開催されたAlfa Romeoのイベント『MUSEO ALFA ROME』あたりからだったと思うので、まだ10年ほどでしかない。それも親密に一緒に飲み歩くようになったのはここ4〜5年だろうか。
こちらが箱根に行った時は食事に寄って、Tさんが東京に来たときは朝まで一緒に飲んで。そんな関係で、考えてみたらクルマ関係の仲間を大挙して連れて押し掛けたことも、朝箱で寄ったこともなかった。というか、俺はそもそも朝箱に行ったことが無いかも?
リーマンショック以降、多くの友達や知り合いが事業の転換を余儀なくされ、特に今年に入って為替や株式の動き、そしてこの東日本大震災が少なからず多くの産業に予期せぬ影響を与えている。
閉店の決断は苦渋の選択であったと思う。仕事を始める決意より辞める決断の方が圧倒的に勇気が要る。自分自身を自分自身で納得させなくてはならないから。。。多くの葛藤と迷いがあったと思う。でも、決めたことで自分に整理がついたと思うし、中途半端なねぎらいの言葉より、次へのステップへ最大限のエールを贈りたいと思う。
そしてこの『カフェ ジュリア』のことは、訪れた人の心の中に想い出としていつまでも残るだろうし、なにより大好きなAlfa Romeoのお店を築き、多くのクルマ好きに支えられたことはいつまでも誇りとなると思う。
Tさん、お疲れさまでした。次のステップにさらに飛躍して進んで行きましょう。そして、いつもの馬鹿騒ぎで、また朝まで飲み明かしましょう!
3 Comments
>トミーさん
またの復活を期待しましょう!
ご無沙汰しています。
カフェジュリアの閉店はショックでした。
明日何人の仲間と一緒に行ってきます。
これで、みんな行くようになれば、ひょっとして閉店撤回なんてことが起こることを、祈って。
元アルファ乗りとして、雑誌等で拝見するたびに行きたいと思っていたのですが残念です。
思った時に即行動というのが大事だと痛感致しました。
>仕事を始める決意より辞める決断の方が圧倒的に勇気が要る
そうですね。
断る勇気、辞める勇気というのは並大抵のことではありません。
余談ですがF11、どうしても手に入れたい1台です・・・。