写真部『fotocolore』今年最後のワークショップのテーマを「アナログカメラで撮ってみよう」にしてみた。カメラの基本を学ぶにはフルマニュアルのカメラを使うのが一番の近道。アナログカメラを使ったことが無いというメンバーもいるので、今年一年の締めくくりとして原宿で自由撮影会とした。
さて、自分はなににしよう?
ということで古い順に3台持って出た。一番古い蛇腹カメラ1936年製『Certo Dollina II Schneider Redionar 1:2.9 / 50mm』、そして写真の距離目測沈胴レンズの1940年製『ADOX Adrette-II Stainheil Cassar 1:3.5 / 50mm』、もう一台は2眼の1954年製『Rolleiflex 3.5 MX-EVS』。すべて70年くらい前のご老体ばかりだけど、どうしてどうして良い味を出してくれるカメラたちなのである。
ADOXはネガを反転して巻いてある『レッドスケール』フィルムで撮ってみる。今回はあえて全部開放で撮ってみた。当然ながらアナログカメラで撮るのがテーマだからデジカメなどは持っていかない。フィルムだけで潔く撮る。
このWIRGIN-ADOX、戦前のドイツ製らしいゴールドとブラックの組み合わせも、今どきには無いコンビネーションで大好き。純粋なカメラの性能を問われれば、ライカなどに比べたらヘボヘボなんだけど無骨な佇まいがお気に入り。なによりコンパクトで、でもどっしり重く、ニッケルのドスの効いた鈍い輝きが怪しげで実にいい。
実はこのWIRGIN-ADOX。好きが高じて歴代モデルがいつのまにか6台に!! でも、まともに使えるのは3台だけなんだけど・・(笑)
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