前々からボランティアに興味があって、自分で何が出来るだろうか考えていた。寄付金や労力を提供するのも立派な貢献だが、どうせやるなら自分の特技や特性を生かせた方がいいだろうと、写真や映像関係でなにかお手伝いできないかと思っていた。
うちには子供がいないので、老人介護施設より孤児院等で親の居ない子供たちになにかしてあげたいと漠然と思っていた。
スポーツフェスティバルやマラソン大会のカメラマンの仕事を経て、例えば、みなしごハウスの運動会等で無償でカメラマンを引き受けるのはどうだろう。子どもたちにはいい想い出になるだろうし、施設側も職員の方の負担も軽くなるだろう。
先日、児童擁護施設にツテのある方にそんな想いを告げたら・・・
「ちょっと難しいと思いますよ」と難しい顔に。
ただでカメラマンを引き受けるのに何故難しいのだろう?喜ばれても迷惑がられる事ではない、と思っていたら・・・
話を聞くと首都圏の擁護施設にいる子は孤児は少なく、その8割は親の虐待から避難、もしくは強制隔離された子供らしいのだ。
8割って・・・・
勝手に『ちびっ子ハウス』をイメージしていたので、暫し言葉を失った。
心に傷を負った子供たちの前にデカいカメラ下げた見知らぬオッサンが現れたら・・・確かに難しいかも。
しかし、8割の子が虐待の被害者って・・・確かに見渡しても大人になれない子供大人が本当に多いけど、う〜ん理解できない。
もう少し、なにか考えよう。
[ Leica M9 SUMMARON (1968) 1:2.8 / 35mm ]
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