今日は東京藝術大学の『藝祭』に行って来た。
専門卒の人間からすると芸大や美大は黒船のようで、成金ボンボンの嫌な存在だったんだけど、まぁこの歳になればそんな下衆な感情もなくなり、単に若き芸術集団の作品を見たくて行ってみた。
って昔はインテリヤクザのような連中ばかりだったのに、今の学生はなぜに無茶苦茶ノリノリ。
藝術大学にどんな学部があるのかよく知らないのだけど、造型あり絵画あり音楽ありとてんこ盛り。
一年生の作品はさすがにあまりに青臭く「頑張れよ」な作品がほとんどだったけど、さすが3年、4年生になると「おおっ・・」という作品も多く、さすがクオリティが高い。
ただ全体的に誰かのパクリっぽい作品が多く、ハジケルような個性が感じられなかった。時代なのかもしれないけど、どこかスクエアで安定的な小振りな作品の展示が多かった印象。
とはいえ我々の時代にいた陰湿な藝大生のイメージはまったく無く、なんとも社会に順応した(迎合した?)青春が感じられて、これはこれでアリかな、とも思った。
なににしろ若い連中の作品を見るのは色々と刺激になる。よき一日であった。満足!
[ Leica M9 ELMAR(1957) 1:4 / 90mm ]
Leave a reply