今日は二眼レフの使い方を学びたいという方の体験レッスンを行った。20代の女性。初めてのフィルムカメラ。それもブローニサイズの二眼レフ。漫画『彼女とカメラと彼女の季節』を読んで二眼レフに興味を持たれ購入したそうだ。とても素敵なことだと思う。
カメラに興味を持つ理由は色々だけど、いい写真を撮りたいという目的は皆同じだと思う。なのでそのきっかけが漫画でも映画でもドラマでもいいと思う。あえてフィルムカメラ、それもブローニサイズを選ぶカメラ女子は、カメラばっか買ってる機能至上主義的なオタク男子よりずっと志が潔い。
なにかに憧れて事を始めるというのはとても良いことだと思う。
最近、女子主人公&銀塩カメラを題材にした漫画が増えてるよね(読んだこと無いけど)。先の『彼女とカメラと彼女の季節』、結構話題にもなったので読んだ人も多そうな『東京シャッターガール』、すこし古いけどバルナック型ライカを持った女子高生が主人公の『ニナライカ』、他にもあるかな?
『キャプテン翼』を読んだ子供がワールドカップに出る時代。カメラ漫画を読んだ高校生が世界的な写真家になってもおかしくない。
フィルムカメラって色々と制約があって日常的に使うのは難しい環境だけど、趣味の世界だからこそ非日常的な道具を使って写しとるというのは、逆に言えば理に適っているような気がする。
安易にシャッターを切って駄作を量産するのは、緊張感が欠如してるせいもある。フィルムの場合はどう映るかすぐに確認できない緊張感とコストを考えると1枚1枚が真剣勝負になる。写真には良い意味での緊張感も必要だと思うな。
さて、久々にうちのローライ君たちもご登場。写真を整理しながら、また沸々と湧いてくるフィルムで撮りたいという欲求。いよいよ冷蔵庫で大量に眠っているブロー二ーフィルム達(既に消費期限切れ)の再登板か!
[ Leica M9 DR Summicron (1965) 1:2 / 50mm ]
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