最近仕事で花の撮影の依頼が多くなってきた。花は色々な表情をもっているので撮りがいがあるのだけど、どうも趣味で撮ろうという気になったことが無かった。
別に草花が嫌いな訳でもなく(プランターで四季折々の花は育ててるし、事務所内にもアーティフィシャルフラワーは色々と飾ってる)どちらかといえば好きな方だけど、どうも被写体と考えた場合、優先順位的には後の方になってしまう。
なんでだろうと考える。
なにかを引き立てようとする強い意志が花から感じられるからだと思う。女性を引き立てる脇役、部屋を艶やかにする脇役、自然界を華やかにする脇役。花って史上最高の美しい脇役なんだと思う。
フォトジェニックなバラだって、バラだけ撮るより女性と一緒の方がグンといい。100本のバラの花束より一輪のバラと女性の方が絶対的に撮りたくなる。
そんな控えめな脇役だからこそ、急に単身で表舞台に引っ張りだすのが気が引ける。なので今日の一枚は、主役の花を引き立てるさらに脇役のアーティフィシャルフラワーの葉をクローズアップで。
Canon EOS-1D X , EF100mm F2.8L マクロIS USM
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