ここ数ヶ月バタバタと忙しく美術館巡りも全くしてなかったので、知的好奇心の渇望を潤すために代官山の蔦屋書店に復活したRZを駆って行ってきた。写真集を中心に2時間たっぷり探索。う〜ん、満足。
エリオット・アーウィットの240頁もある上製本写真集と、大好きな植田正治の未発表写真集をお買い上げ。普段、洋書写真集は青山のシェルフの特価本狙いなんだけど、久々に定価買い。
やっぱ1950〜60年代のモノクロームが好き。いいんだよね、この時代の写真って。
絞りとシャッタースピードだけ。今時のアートフィルターも、過剰なまでのISO感度も無い時代。もちろんオートフォーカスだって無い。レンズと腕の一本勝負なスリリングさと、なんとも言えない空気感。
もちろん、この時代のすべての写真家がいいなんて思わないし、今時の作家だって素晴らしい人はたくさんいるけど、真夜中にスローなJAZZボーカルなんぞ聴きながらウイスキーくぐらせると、想像という扉を開くにはもってこいなのが、この時代のモノクローム写真。
画質だとか解像度とか、そんなものに目くじら立ててる連中が多いけど、写真ってそんなスペック的なことはどうだっていい。白トビしたって黒つぶれしたって、伝えるものが伝われば写真として丸なんだよ。と語りかけてくるような圧倒的なメッセージ性。
いいねぇ〜ビシビシ刺激を受けて創作意欲がマグマのように湧いてくる。う〜ん、早く写真撮りに行きたい!
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