写真を撮りに行く時間が全くとれず残念感満載。とはいえ、打ち合わせの合間にちょこっとは撮って欲求不満解消。
広角はどちらかといえば嫌いなんだけど、唯一大好きな1938年製 Hektor 28mm。ドイツがポーランドに侵攻する1年前のレンズだ。こんな時代に28mmなんて作っていたのもびっくりだし、それが80年経って我が手元に安住してる現実にも驚く。このレンズでどんな歴史の変貌を写してきたのかと思うと感慨深い。終戦はドイツで迎えたのだろうか・・・
そんな歴史ヒストリーに想いを馳せながら、超現代的なライカTとのマッチングを楽しむ。APS-Cなので換算42mmという絶妙な画角。これいいわ・・・。
Tを購入した理由の一つに、オールドレンズでモノクロ動画を撮ってみたかったから。特に戦前のレンズで。
ライカで動画?と眉をひそめる人も多いが、アカデミーショーの約6割がライカレンズで撮られている事実。オスカー・バルナックは元々映画用のカメラレンズを設計していた歴史。そしてライカ版のフィルムは元々は映画用135ロールフィルムであること。つまりライカはどこよりムービーに近い存在なわけだ。
ならばせっかくのライカレンズでムービーを撮らない理由がない。
ただ、肝心のヘクトールくん、若干のクモリがかな〜り気になるところ。M9のCCDセンサーだとあまり気にならなかったけど、なぜかTのAPS-Cだと画角のせいかうす曇りがどうも気になる・・・・
う〜ん、クリーニングに出すべきか否か。。。。
LEICA T Hector 1:6.3 / 28mm
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