写真はシン・ゴジラではなく1954のオリジナルゴジラの海洋堂の30cmフィギュア。25年前くらいに買ったもの。ゴジラは作品ごとに様々な容姿に変貌してきたけど、シン・ゴジラはかなりオリジナルゴジラをリスペクトしてる感じがあってよかった。アメリカ版のひどいゴジラにうんざりしていたので、ようやく日本のゴジラが帰ってきて一安心。
六本木に観に行った。かなり映画館から遠のいていたので、ネットで簡単に席が予約できて会場でも自動発券機だったり、浦島太郎状態で劇場へ。
映画館に行かないのは映画が嫌いなわけではなく、家にプロジェクターもあるし音も劇場より圧倒的にいいし、何より好きな酒を飲みながら他の客のことを気にしないでゆっくり観れるので、公開からずれるけどずっと自宅派だった。
『シン・ゴジラ』もブルーレイがレンタルになってからでも良いかと思っていたのだけど・・・・
先日ヒルズに展示されていたこの『シン・ゴジラ』のお姿を見てしまったら、
・・・我慢できず。
これまでのゴジラ作品、見るに耐えられないような幼児作品や、平成シリーズはせっかくお金をかけているのにどこか安っぽく、ストーリーもチャチで欲求不満ばかり残る感じだったけど、ようやくちゃんとしたストーリーで細部までこだわりを感じられ大人でも楽しめる内容になっていた。
ただ、日本映画全てに言えることだけど、セリフまわしが複雑で言葉遊びのような場面が多く、無言の演技でストーリーが語られるようになるともっと世界に受け入れられだろうな。ハリウッド映画が決していいとは思わないが、いろいろな人種が混在する国では言葉の微妙なニュアンスは理解されず、必然的に単純な言葉で演技を魅せるという手法になる。
海外のミュージカルや演劇を見ても言葉が全くわからなくてもなんとなく理解できるのに、日本の舞台は小説を読み上げているような台詞でストーリーを組み立てていくから、ちょっとでも聞き逃すと前後の流れがわからなくなる。
もちろん、言葉は文化だし、言葉遊びが悪いわけではないのだけど、石原さとみの役どころは要らない気がするし、役者が多すぎて散漫になった部分をもっとメンタルな部分まで掘り下げるような演出だったら、さらに良くなった気がした。
とはいえ、久々の日本産のゴジラ復活。十分楽しめました。レンタル出たらもう一回観よう。
歴代ゴジラシリーズでは、『ゴジラ(1954)』と水野久美が美しすぎるX星人の『怪獣大戦争(1965)』がお気に入り。
『怪獣大戦争(1965)』また観なくちゃ。
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