だいぶ時間が経ってしまったけど先月『キングコング: 髑髏島の巨神』を観てきた。圧倒的なCGのクオリティーの高さは勿論、単純明瞭で日本のアニメや怪獣映画の要素がどっぷり詰まって(監督のヴォート=ロバーツは大の日本漫画&アニメ好きらしい)、予想以上に楽しめた映画だった。
劇中気になって仕方がなかったのが、唯一女性で髑髏島に同行したジャーナリスト、メイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)が手にしていた『ライカM3+SUMMARON 1:3.5/35mm 眼鏡付』茶色の革に張り替えられているのも女性記者らしいセンスの良さ(画像)。
重要な場面でちょくちょく登場し、ついついストーリーよりカメラに目がいってしまい・・・。
久々にM3を取り出して同じズマロン眼鏡で組んでみる。劇中で使われていた露出計(たぶんライカメーターMC)は同じものを持っていないので、まぁなんとなくということで。
映画の時代背景は1973年。ベトナム戦争時代にM3?と思ったが、M3は1954年〜1966年の間製造されたカメラなのでジャーナリストが持っていても不思議がなく、露出計も自動化は1976年のキヤノンAE-1から本格化したと思われるので、無人島捜査に電池を必要としないライカに外付けの露出計をチョイスしたのも理にかなっている。沼に落としたライカを拾い上げるシーンには思わずニヤリとしてしまう。今のデジカメなら撮影データ含めて全てパーだろうな。
この映画、ライカM3に限らず出てくる小物のディテールのこだわりが半端なく、チラチラ登場する60年代オタクアイテムに視線が釘付け。まぁーいろんな映画のオマージュも散りばめられ本編のストーリー以上に随所に楽しめるシーンが。
今後ゴジラと同じ世界観で展開していくらしく奇しくも東京オリンピック開催イヤーの2020年には『Godzilla vs Kong』のハリウッド版が公開されるらしい。う〜ん、どんなストーリーになるんだろうね。
改めてhuluで日本版の『キングコング対ゴジラ(1962年)』を観たけど、キングコングのチープさにびっくり。いくら1962年とはいえ、あまりにも・・・
M3持って動物園でも行こうかな。
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