ウクライナのビンテージショップで70年代のRUHLA SPORTをネット購入。『made in GDR』つまり旧東ドイツ製。ウクライナ? 戦争下の国、さらにショップの場所はハルキウ。
え?ついこの前まで攻防戦を繰り広げていた地域でしょ??ハルキウ???
購入前に大丈夫?とメールで確認したら『大丈夫』とのこと。ちょっとだけ値引きも対応してくれて約10日で届いた。
書留で送られてきたのだけど、切手を見るとバリバリに兵隊さん。改めてウクライナが戦時下であることを思い知らされる。
すごいね〜
戦争当時下の国から10日で『普通に』東ドイツの時計が届いちゃうんだから。切手はだけど。時計到着の感動はもちろんだけど、宛名の『Yuki』の文字にかなり感動するのですよ。
すごいね〜
『RUHLA SPORT』プラスチックボディーに手巻きのムーブメント。このカラーリング、ドイツだな。日本の時計はこういった色合い絶対にしないだろうな。プラスチックでスウォッチみたくチープかと思ったけど、メッキのおかげか安っぽくは感じない。そしてなにより50年前とは思えないほど状態がいい。あくまで見た目はね。
案の以、半日腕につけてみたら何事もなかったように4回くらい平気で止まっちゃうのは、旧共産圏の愛嬌かな? ま、そのあたりはお墨付きで購入してるので、なにも驚かないけど。
まずはストラップの清掃から。ビンテージモノの場合はストラップは新しいのに交換するのが普通なんだけど、これはなかなかデザインがいいビニールストラップが付いていたので洗浄してそのまま使うことに。
で、ちょこちょこ止まるので油切れかと思い、念のためショップに確認。すると「出荷時に注油したので油切れのはずはない」と返事。「未使用期間が長かったので毎日ゼンマイ巻いて様子見てくれ」とのこと。ゼンマイ巻くにも止まっちゃってるから巻けないんんだけど・・
振ってみると動き出した!このまま行けるかと思ったけど・・・また止まった。ガックリ。
輸送中手荒で(一応戦争中だしね)どっかの部品が外れてるとか?
開けてみないことには何だかわからないのでバラしてみる。が、リューズの外し方がわからず難儀した。ネットで探すも情報なし。なんとか秘密の穴を見つけて解体成功。取り出してみると・・
テンプが止まってるね〜。
いきなりキャリバー分解しても元に戻す自信がないので、ブロワー吹いてみると動き出す。でも、しばらくすると止まる。またブロワー。を繰り返すこと10回くらい。
お、止まらなくなった!
とりあえずこのまま剥き出しの状態で様子見ましょう。
タッパーで埃除けしながら4日。(ついでに他の時計もメンテナンス)
おお、止まらずまだ動いてる😄
ようやく50年の眠りから覚めてくれたかな??
念の為、あと数日は外した状態で様子みましょう。初の旧東ドイツ時計。楽しみな存在になりそうです。
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