所有するライカレンズで一番の長玉はMレンズの『ELMARIT 1:2.8/135mm』1973年製。M型はレンジファインダーの構造ゆえ望遠のピント合わせが困難。そこで生まれたのがファインダー像を1.5倍に拡大するメガネ付きのこのレンズ。M型では超重宝するのだが、デジタル拡大できる最先端のSLやTには無用の長物。DR SUMMICRONのように取り外しができるといいのだけど括り付け。
その戦闘的な装いに知らない人が見ると、というかよほどライカフリークでない限りこのレンズの存在は知られてないのでほぼすべての人と言っていいほど驚かれる。
いかにも『武器』っぽく見られる。そこがいい(ニヤリ)
もちろんマニュアルフォーカス。基本スポーツ写真以外はマニュアルフォーカスが当然と思っているので、望遠側でもマニュアルは苦にならない。プライベートで写真撮るときはほぼ100%MFだしね。
M型につけると異様に巨大に感じたELMARIT 1:2.8/135mmもSLにつけるとちょうどいい。
発売自体は1963年なので元々はモノクロフィルム向けにチューニングされたレンズと思うが、カラーの発色もよくコテッとした色乗りとF2.8の強力なボケ味でポートレートにももってこい。
こうしてみると改めてMの小さがわかるね。というかSLがデカすぎるのか。
仕事でもSLの出番は多くなっているので、このレンズは望遠寄りのシーンでの良きパートナー。Mでは出番が少なかったけど大活躍中。
欲を言えば200mm以上の望遠ズームも欲しいところ・・・Rレンズで探してみよう。
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