銀座線の浅草の改札を出ると、飲み屋だの占いの部屋だのがある地下道が突如現れる。まだ昼過ぎだというのに既に飲み出しているオヤジもいる。雑多に入った商店街。天井はなんの配管なのだろう、浮き出た血管のように張り巡っている。通路にはモノが散乱し、ゴミなのかお店の備品なのかわからないカオスな世界。いったい今はいつなのだろうか、と自問してしまう。
だれも客が入っていない店では女店主が頬づえを付きながら、映りの悪い小型ブラウン管のテレビをかなりの音量で見ている。寿司屋やラーメン屋もある。一番奥まで歩いて行き振り返る。なんだろう、言葉で表せられないこの不思議な空気。
次に来た時は薄汚れたあの店で飲んでみようと思う。もちろん浅草タイムで昼間から。
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2 Comments
> I_Love_NY さん
この場末感が好きなんですよ〜(笑)
最近どこの街もガラス張りのビルばかりの綺麗な建物に変わってしまって残念です。
すごいですね~。
この場末と言うか、ドヤ街のような雰囲気.....
極東アジアの敗戦国、JAPANって感じです。