とりあえずの完治宣言。
昨日は後嚢切開術の一週間目検診。視力検査では過去最高の左目1.5(近方1.0)、右眼1.5(近方0.9)をベンチマークし、検査の結果も問題なしとのこと。よかった〜。
気になる右眼の後発白内障だけど、相談の結果、切開術は行なわない事に。理由として視力がちゃんと出ていること、眼内レンズがまた位置ズレを起こすとも限らないので後嚢はできるだけ残していた方がいいということ、利き目が左だから右眼はさほど気にならなくなるはず、等の理由で現段階では見送る事に。
要は、穴をあけるのはいつでも簡単に出来るので焦らない方がいいとのこと。
ということで、とりあえず完治いたしました。たくさんのご心配、励まし、お心づくし感謝です!
思えば昨年の3月7日に病院へ行ってから、先ずは右眼の手術、一週間後に左眼の手術。3ヶ月後再び右眼の手術、そして左眼も再手術。そこから3ヶ月、左右の眼のレーシックによるタッチアップ。そして先週の左眼の後嚢切開の手術。。。。いったい何回手術したんだろうって感じ。
最初に検査した時、自分の眼の状態をモニターで見せてもらったら、この写真のようなキラキラの強い白内障が水晶体のど真ん中に出来て酷い状態だった。見づらくて辛いでしょう、と同情される程だった。東京の空はいつもガスで霞んでるな、と思っていたら実は自分の眼が曇っていたと言う笑い話のような話し。
気が付けばそれから丸々1年。今にして思えば長かったような短かったような。
ただ、完治といっても全域で視力が出ているわけではなく2焦点の眼内レンズのため、50cm〜2mくらいがちょっと見づらい。なのでモニターを見る時だけは、ちょっとだけ度の入った眼鏡を掛けてる。
とはいえ、今まで裸眼で0.1も無かったのだから見るもの全てが別世界のようで、毎日でもカメラを持って外に出たい気分。モニターを見る時のメガネだって、ウルトラセブンの変身メガネ、ウルトラアイのように仕事モードに変身できる感じで悪くない。
昨年はまったく仕事もできなかったし、やりたい事もほとんど中途半端だった。唯一、写真展が二回できたことが自信にも誇りにもなった。眼にハンディーがあるからこそ、ムキになってやりたかったのかもしれない。
撮っていてもピントがよくわからない。液晶に出る画像もよくわからいからカメラにルーペ押し付けて確認したり、プリントした写真もよく見えないのでメガネを二重にしたりルーペで見たり・・・。まぁ、自分でもよくやったものだと、今にして思えば笑って語れるけど。
当然ながら眼のことは色々と自分なりにも勉強をした。いっぱしの医者並みの知識はついたと思う。眼に限らないことだろうけど、色々とストレスがたまったひとつに『医者が白内障の手術を自分で受けていない』ということ。
過去の臨床例や机上論で語るので、こちらの言っている事が通じない事が多かった。その極端な例が見え方。こればかりは個人差が一番でるところだと思う。一般的な事例で上がっている見え方とは、自分の場合あきらかに違ったのだけど、それが医者には通じない。
幸運にも自分はデザイナーという職業柄、Photoshopを駆使して二重像や歪みの状態を『絵にして』コミュニケーションを図った。論より証拠。どんなふうに見えるかを言葉で表すのは難しい。自分がパソコンをいじれなかったら、今頃どうなっていたかと思うとぞっとする。
語り出したらいつまででも尽きないのだけど、まぁ、それもいい経験だったかな。
きっといつの日か右眼の後嚢切開はしなくてはならなくなると思うけど、とりあえずこれにて終了。
長い間、ご心配おかけしましたが今年は仕事にプライベートにバリバリと動いて行こうと思ってますので、これからもお付き合いの程、よろしくお願します!
ありがとうございました!
[ Leica X2 ELMARIT 1:2.8 / 24mm ]
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