2010年、震災の1年前にハーレーで走った石巻港から塩釜港にかけての湾岸道路を走ってみる。
至る所が工事中で工場の再開発が進んでいた。5年前の面影はなく、まさにゼロからの再生。
只そんな中、4年前からここでも時計が止まってしまっている場所も多く残っていた。
一瞬の出来事が、日常が日常で無くなる恐ろしさ。5年前に立ち寄った寿司屋は基礎すら無くなって雑草生える更地になっていた。
4年という時間はあまりにも長く、またあまりにも短く感じた。沈みゆく夕焼けに向かって走る車の多さと、日本製紙の工場だろうか煙突から濛々と沸き上がる煙に、人間の底力を少しだけ見た気がした。
次はまたハーレーで訪れようと思う。美味しい魚介を食べに。
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