日本負けちゃったね。ハーフタイムに事務所から家に帰ったんだけど、道はガラガラ、あっという間に着いちゃった。さすがに神戸での暴飲暴食がたたって胃が痛い。食欲が無かったので、晩飯は鮭の切り身をチンしてサラダにまぶして後半戦を見なが日本酒でチビチビ。
日本酒は詳しくないのでよくわからないが、辛口のキリッとしたものが好き。水のようにさらっとしたものや甘いのは苦手。これはスタッフが土産で買ってきてくれた徳島のお酒。のどごしがよく美味しかった。
白鶴の資料館で見て思ったのが、日本酒の製造工程はかなり複雑で長期間掛かるということ。もちろんウイスキーだってワインだって大変だとは思うが、日本酒はその比ではないような気がする。というかこの製法をどうやってあみ出したのだろう。白鶴の酒造り工程のページを見てみると、なんとなくさらっと読んでしまうが、これが江戸時代やそれ以前からちゃんと確立されていたという事実。
先日iMacを分解して思ったのが、誰がコンピューターを生み出したんだろう。まさに複雑怪奇。例えばスピーカーから音が出るとか、ランプが明るくなるというのはなんとなく解る。原理が解りやすい。ところがパソコンの中身はとてもこれが人工知能になっているとは考えられない。理解を超えているのだ。
それと同じように玄米が酒に変化するというのは、まるでマジックを見ているように不思議に思う。暖めたり蒸したり冷ましたり・・・。まさにハットトリックだ。無色のお酒と言えば他にもウォッカとかあるが、日本酒よりずっと製造工程は短い。特に最後の濾過の部分んで、ウォッカは炭で濾過するだけだと思うが、日本酒は圧搾という搾り出し工程がある。いったい誰が生み出したんだろう。
数百年、数千年の歳月をかけて生み出された職人技。そんなことを考えながら飲む日本酒もまた別格だ。
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