神宮の森の向こうに見える巨大なビルは代々木にある『ドコモタワー』ちなみに手前のレトロな屋根はJR原宿駅舎屋根だ。これを見てなにか違和感を感じないだろうか。もうビルができて6年にもなるのに、未だ強烈な違和感がある。不気味にでかいのだ。なぜこんなバカでかいビルを人は建てるのだろうか。
このドコモビル、高さ240m(地上27階、地下3階)東京都庁に続いて日本で二番目の高さを誇るそうだ。ちなみに都庁は243.4m。当時東洋一の高さを誇っていたサンシャイン60は239.7m。思い切り微妙な差で日本一を争い合ってる。
あれっ?と思った方は鋭い。ほぼ同じ高さのサンシャイン60が60階建てであるのに対してドコモタワーは27階しか無い。どう考えてもおかしい。このビル、中層以上には窓が無い。つまりビルというより塔なのだ。実は14階まではオフィスもあるが、それより上はドコモの通信機器とサーバーで埋め尽くされた巨大なサーバービルなのだ。近未来でコンピューターに支配される社会を描いた映画が色々あるが、どれもこのドコモタワーのような巨大コンピューターが登場する・・・・
広大な関東平野を一望できる中継アンテナの役目を担っているとNTTは説明するが、アンテナのためだけにこんな巨大なビルを本当に建てたのだろうか。
人間の見栄と欲望、巨大な権力誇示と、どん欲なまでの支配欲。
次々と高層ビルや高層マンションの建設ラッシュが続いているが、なぜそこまで天を目指したがるのだろうか。景観にとけ込まない巨大ビルの数々を見ていると『バベルの塔』にしか見えないのは自分だけだろうか・・・。
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