旅の楽しみは色々だと思う。おいしいものを食べる事、お土産を買う事、温泉に入る事。クルマやバイク好きなら走りに行くという行為自体が楽しめる。
自分の場合、そのどれもが当てはまるのだけど、帰って来てからの楽しみも多い。撮りためた写真を整理しながら、その場所の歴史をひも解いていく。「この建物にはそんな歴史があったのか」「この地名にはそんな深い意味があったのか」等々、図書館からガイドブックを借りて来て調べたりネットで検索したり。なるほど〜っと納得したり。
ちょうど今、ヴェトナムで撮った写真をスキャナーで取り込みながら、これはなんだ、あれはなんだと調べている最中。海外旅行の面白さって、生活習慣が全く違うから尚更発見が多い。ひとり『世界ふしぎ発見!』状態。
この写真はホーチミンの街角で遭遇した盲目のギターリスト。バイクがひっきりなしに行きかう路上で、大音響でエレキを弾いていた。最初、物乞いかと思ったが賽銭箱も無く、ただただ大音響で日本の演歌のような音楽を弾いている。その後ろには妻らしき女性が肩に手を添え立っている。歩き回るわけでもなく、決して繁華街でもない場所で誰も聴いていない中ひとり路上ライブを行っている。
バケツを改造して作ったような自作?のアンプ(電源はどこから??)に、メーカーが分からなかったがストラトとジャガーを合わせたようなエレキ。ピックの持ち方はどこかジミヘンっぽく、かなりいけてるオヤジだった。
なんだろう、このオヤジは? ネットで調べてみたが分からなかった。このオヤジはいったい誰なんだろう?
世界には不思議がいっぱい転がっている。
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2 Comments
>Chousuke さん
行動あるのみ! だよ。
すごく重みのある画ですね。
とてもいいモチーフです。
これを観ていると触発されるものがあります。