昨日はなんとなく新宿の思い出横丁に行きたくなって、ぷらっと飲んで来た。思い出横丁・・・昭和の人間にはしょんべん横丁と言った方が馴染みがいいか。飲みに行くのはずいぶんと久しぶり・・・・・20年以上振りかも(笑)
昔は歌舞伎町で飲んで明け方近くにフラフラこの横丁を通ると、血まみれで人が倒れていたり、土左衛門状態のサラリーマンがゲロまみれになっていたりと、危険な香りとスリリングな刺激のあるストリートだった。ストリートという言葉はこんな人生というストーリーから来てるんじゃないかと、当時は哲学的に思ったりもした。まさに男たちのしょんべんの匂いのする街だった。
飲みにいくのは久しぶりだが、なんどか横丁は通っていたのでその変貌振りには驚いていた。昔の危険な雰囲気が無くなり、ノスタルジーあふれる味わい深い通りに。もしかすると通りの雰囲気は変わってないのかもしれない。自分が単にオヤジになっただけかもしれない。ただ女性客の姿が増えた事と、アジアからの観光客の多い事には驚いた。昔は若い女の子なんて居なかった気がする。
先ずは焼き鳥屋で軽く一杯。多くの店の店員が中国人や朝鮮人になってしまったのは昔と一番の違いか。変なイントネーションで呼び込みされるより、無愛想なおばちゃんが営業っけなく「仕事の帰りかい?」なんて声をかけてくれる方が嬉しかったなぁ。昔に飲んだ店を思い出そうとしたが、結局どこだったか思い出せなかった。
二件目は寿司屋へ。小さなカウンターに大将が一人。いいねぇ、この雰囲気。おまかせで握ってもらう。上物の江戸ネタが次々と出てくる。考えてみたら寿司屋も久しぶり。締めのみそ汁も上がりも旨かった。
オシャレな店でクールに飲むのもいいけど、トイレも無い狭苦しい店で隣のオヤジの話しに紛れ込みながら酒を飲むのも、これまた一興なり。再開発で無くなるという話しもあるようだけど、まだまだ頑張ってもらいたいな。
帰り道、学生時代に金もないのに歌舞伎町で飲み歩いていた頃を思い出し、なんとなくキュンとなった。ありがとう思い出横丁!
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2 Comments
>テラノス さん
新宿は青春でした〜。
最近は新宿といえば飲み屋よりカメラ屋の街になっちゃってますが・・
しょんべん横丁はNOBUさんの青春の一頁だったのですね。
ボクは横を通っただけですけど入る勇気は無かったです。
また連れて行ってください。