最近、週3くらいで行ってるロックバーにいる渡君(勝手にそう呼んでる)。毎度の事ながらマスターとコック君と音楽やアメリカ談義で大盛り上がりだが、彼らが忙しい時は渡君と差しで飲んでる。なぁ渡君、ちょっと聞いてくれよ。
先月に応募した『ナイスミドル音楽祭』だけど残念ながら落ちちまったよ。「残念ながら?」。キツい事いうね〜渡君。当然ながらと言った方がいいか、まあ結果がすべてだから言い訳はしないけどね。でもさ、応募がどれくらいあったと思う?「わからん」。だよね、まぁ300くらいじゃないかとタカをくくってたら1160組だって。「オヤジバンドが?」。そう自称ミドルが1160組も。ちょっと驚きだと思わない。「思う」
「地区予選は何組出られるの?」。64組。「ってことは20倍くらい?! 大学入試よりたいへんじゃん」。最近オヤジバンドのブームだとは聞いていたけど、ここまで応募があるとはねぇ。渡君もやばいんじゃない。「俺はソロだから」。まぁ渡君はまだミドルじゃないしね。「落ち込んでる?」。いや、落ち込んじゃいないよ。逆に自分らより年配で、そこまで真剣にバンドをやってる連中がこんなにいるのかと思うと俄然闘志が湧いて来た。負けちゃいられない。
「勝ち負けの問題なの?」。入選落選の勝ち負けじゃなくて、オヤジには闘志剥き出しになるわけよ。「若い連中には?」。年の功か自分をわきまえる術は知ってるから無謀な挑戦はしないわけよ。「先ずは弱そうな奴と戦うってこと」。う〜ん、そうとも言う。「オヤジ狩り?」。そうそう。「でも負けてんじゃん」。だから悔しいわけよ。渡君わかる?。「最大のライバルは己なり。ってことだね」。今日の渡君はとても大人びて見えるよ。
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